境内祭祀の神仏
聖天尊・十一面観世音菩薩
釈迦涅槃像
胎蔵界大日如来と七福神
聖天尊・十一面観世音菩薩
釈迦涅槃像
胎蔵界大日如来と七福神
釈迦塔
生駒山宝山寺から聖天尊・十一面観世音菩薩が勧請祭祀され、インド・ブッダガヤ大菩提寺の大塔を模した高さ23メートルの釈迦塔には、大菩提寺よりお迎えした木彫釈迦如来像・仏舎利・釈迦生誕場面の石彫石版・全長3メートルの金色釈迦涅槃像が祀られ、本堂裏には大橋良三画伯作の胎蔵界大日如来と七福神、他境内には十二支守り本尊、子授け安産子安地蔵尊、一願成就鎮守大神、清瀧大権現が祭祀されています。
境内祭祀の神仏
本堂裏には大橋良三画伯作の胎蔵界大日如来と七福神。
大日とは「大いなる日輪」という意味です。太陽を司る毘盧舎那如来がさらに進化した仏です。密教では大日如来は宇宙の真理を現し、宇宙そのものを指します。また、すべての命あるものは大日如来から生まれたとされ、釈迦如来も含めて他の仏は大日如来の化身と考えられています。
また、胎蔵とは母親の母胎のようにすべての森羅万象が大日如来の中に包み込まれている様を意味しています。
七福神は、大黒天(だいこくてん)、毘沙門天(びしゃもんてん)、恵比寿天(えびすてん)、寿老人(じゅろうじん)、福禄寿(ふくろくじゅ)、弁財天(べんざいてん)、布袋尊(ほていそん)の七つの神様の総称です。「七難即滅、七福即生」の説に基づくように、七福神を参拝すると七つの災難が除かれ、七つの幸福が授かると言われています。七福神の信仰は、室町時代の末期のころより生じ、当時の庶民性に合致して民間信仰の最も完全な形となって育てられてきました。特に農民、漁民の信仰として成長し、現代に今も生き続けてきたのです。